yohaku / 種から作ったTシャツ


yohaku
watanabe cotton project 
種からはじまる服づくり

綿(わた)を育てるということは、何かの一歩だと思う。
土、雨、太陽、風、虫、におい。

2021年の春からはじめた茶綿プロジェクト。
春に種を配り、それぞれの環境で育てて収穫できたら、綿を回収して、そして生地にして服をつくる。

なんとなく考えているのは、自然のペースに合わせて服を作りたいと。
綿を育て、綿を回収して、糸にして服にできたら良いなと。
あくまで自然のペースで。

そうすると服は1年に1度しか作れないことに気がつく。
春に種を蒔きその年の気候をみながら育てる。
秋から冬に収穫して、種と綿に分けて、糸にして生地にして服になる。
また春になったら種を土に植える。そして、同じサイクルを繰り返す。

ゴールはないが循環というものが生まれると思う。
上手くいくかは分からない。
けれど、やらないよりやることに意味があると思う。だから、やってみる。
服の循環と自然のリズムとそこにあるかも知れない豊かさを探すために。




yohaku
・種からつくったTシャツ
price :7700 (tax in)
color : 茶綿(オートミール)
size:2 / 3 
quality: 和綿茶綿5%(余白屋上とこのプロジェクトに参加した皆さんが育てた茶綿)/トルコ産オーガニックコットン95%
made in japan

2021年春に、種蒔きからスタートして、その年の秋に収穫した茶綿でつくった生地がついにTシャツになりました!ほんとに嬉しい!!
今回は、茶綿の量は生地全体の5%ぐらいです。
この5%の中に自分達で育てた体験が含まれています。(和綿の繊維は短くて、糸にするのは和綿の茶綿のみでは難しいとのこと。)
それと、トルコ産のオーガニックコットン(白綿)をブレンドしてこの生地ができあがっています。
生地は、旧式のつり編み機でゆっくり編まれた生地です。
(以外、yohakuさんでの説明文から拝借)
旧式の吊り編み機は、糸を機械に1本だけ立てで編んでいくので、糸のロスが少なく作れます。高速機の方がコストは安いけれど、1台に30本以上立てて編むので、糸の余る量も多くなってしまいます。
収穫した茶綿をできるだけ残さず使いたいのと、茶綿の風合いをそのまま感じたかったので、経年しても着心地が良くなっていく吊り編みにしました。
昔ながらの機械でゆっくりと空気を含んで編んだ生地は、ふんわり感を保ちながら、型崩れしずらいのも特徴です。シミがついたり、色褪せたりしても、それぞれ自分の味をくわえて着てみてほしいです。


watanabe cotton project 今年で3年目になりました。

当店の茶綿、今年もすくすくと今のところ元気に育っています。

2021年の春に、yohakuさんと福島県いわき市にある起点さんとの出会いがきっかけで始まった茶綿プロジェクト。

起点の皆さんが育てた茶綿のタネを分けていただき、皆で育てて、綿が収穫できたら回収して(綿花→糸→生地→服)服にしようという取り組みです。

男性着画↓サイズ3
yohakuさんの画像を使わせていただきました。
環境や気温によって変化するし、元気で丈夫に育つのもあれば、病気にもなる。
今年も収穫までたどりつきたい気持ちで、毎日気にかけながら、自分たちと同じ、太陽の光や水や栄養が必要な生き物なんだなぁと思う。
それが服や物になった途端に、生き物だったことから少し遠のいて感じてしまうんだけど、、。
昔の人が、これを糸にして布にして、自分たちを守ってくれる必要な存在にしてくれて、今があるんですよね。
そういうことに、ちょっとずつ気付くことや、同じようにこのプロジェクトに参加してる方々とyohakuとの、服を売るだけじゃないやりとりも私は嬉しくて続けています🌱

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